漢字から紐解かれる時代背景~カンフーってどういう意味?
こんにちは。
タイチスタジオインストラクターの脇田です。
**PROFILE**
脇田 圭佑 Wakita Keisuke
2001年 武術太極拳の長拳を始め、後に太極拳に種目を変更。長拳公認C級指導員。長拳技能検定 1級。白鴎大学教育学部発達科学科スポーツ健康専攻卒。
2012年 全日本武術太極拳選手権 男子太極拳 2位
2015年 全日本武術太極拳選手権 男子太極拳 3位
太極剣 3位
今回は『カンフー』について少しお話をしてみます。
恐らく『カンフー』という言葉を聞いてはじめに思い浮かべるものは
カンフー映画であったり、「アチョーーー!!」ではないでしょうか?
つまり、『カンフー』=『中国武術』と考えている方が多いかと思います。
それは間違いではないのですが少し補足が必要になるようです。
カンフーは漢字にすると『功夫』、ピンインだと『gong fu』、中国語での発音は『ゴンフー』。
では『功夫』で調べてみると
〇技量、腕前
〇積み上げてきたもの
〇中国武術
〇工夫
といったものなどが出てきます。
中国武術という意味だけではなかったのですね。
腕前や、積み上げてきたものという意味があるので
「あなたの功夫をみせてください」というと
ピアニストであれば"ピアノ"の腕前を。
シェフであれば"料理"の腕前をみせることになります。
ちなみに『工夫』という言葉も出てきたので、調べてみると
〇時間や労力を使う
〇修行、勉強、努力
〇仏道修行などに専念すること
などの意味もあるようです。
今回は『カンフー』『功夫』について少しお話をしましたが
言葉や漢字について調べてみると時代背景などもあってすごく面白いですね!
皆さんも太極拳に出てくる言葉や漢字を調べてみてください♪
そして、動作の理解をより深めて『功夫』を高めていきましょう(^^)
<メディカル太極拳>